家族の笑顔 理想の暮らし

夫と息子の3人家族。現在第2子妊娠中の専業主婦です。育児・衣・食・住など暮らしのあれこれを綴ります。

幼稚園選び⑨ 都内I区から地方へ

こんにちは。今日もご覧くださり、ありがとうございます。


さて、長々と続けてきた幼稚園選びの記事、今日、締めくくりにしたいと思います。

以前の記事はこちら↓
mameimokuri.hatenablog.com
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前回の記事では、都内のI区にて、秋の入園面接で入園先が無事に決まり、入園前の様々な行事に参加しながら、春を迎えたところまで書きました。



そして、入園式まであと10日と迫った3月末日、再び夫の転勤が決まり···

私たち夫婦が生まれ育った地元に戻ることになりました。



夫から連絡があった時の私は····もう呆然としていました(*_*)

そしてそれ以上に、引っ越しを告げたときの息子の様子が···。

泣いて泣いて···いやだ!いやだ!と。


当時息子は3歳でしたが、引っ越しを繰り返す生活の中で「引っ越し」とはどんなことなのか、十分理解しているんですよね。

入園予定だった、幼稚園には行けなくなるということが、息子と私にとっては一番悲しい事実。

夫から転勤の知らせを受け、すぐに園に入園取り消しの電話をしようとすると、息子が「やめてー!やめてー!」と泣きわめくのです(T^T)


私も泣きたくて仕方ない気持ちでした・・・でも、私が気持ちをしっかり持たないと、息子の不安も増すし、自分の感情に振り回されていては引っ越しに向けて冷静に行動、決断できないと思い、自分を奮い立たせていました。

毎度のことですが、転勤を言い渡されてから実際の引っ越しまではわずか2週間。

やるべきことに優先順位をつけながら、冷静に行動しないと、様々な手続きが後手後手になってしまいます。

だから真っ先に幼稚園に入園取り消しの電話をしようとしたのですが、息子が悲しむ姿を見るのはつらかったです。




地元に戻る場合は、会社の社宅はありません。

皆自分たちで住まいを確保しなければならず、それが第一優先。

ただ、私の頭の中は「入園先、どうしよう・・・」ということでいっぱいでした。

土地勘のある場所に戻るので、物件探しは不安はありません。

ただ、息子の入園先を決めるとなると、初めてのことばかり。

前にも書きましたが、私たち夫婦は結婚当初、お互いの勤務地などの関係で地元の隣の市に住んでいました。

その市から、都内へ引っ越しをし、また戻ってくるとなった時、もともと住んでいた市ではなく、互いの両親がいる地元に住む方が無難なのではないかという話はしていました。

とはいえ、物件探しを1からするのですから、住むエリアによって入園先を検討する必要があり、住む場所が決まらない事には何も決められないという状況。

4月上旬に行われる、入園式も間に合いそうにありません。

約4年間、家で息子を育ててきて、入園という一大イベントを経験することなく、突然園生活が始まってしまうことは、私としてはモヤモヤでした。

一瞬、入園先だけでも先に決めて、入園式に参加させようか・・・と思った位でしたが、やはりここは冷静に、引っ越し先が決まってからじっくり考えようということに。



そして4月中旬、引っ越し先も無事に決まり、地元へ引っ越しをした私たち。

その頃には息子の気持ちもすっかり新生活に向かっていて、入園予定だった幼稚園に入れなかったことにも気持ちの整理がついているような、一安心でした。


そしてまた、段ボールの荷ほどきも終わらないうちに、息子の入園先探しが始まりました。

幼稚園にするか、保育園にするか、またはこども園にするのか。

地元に戻れば戻ったなりの迷いが生まれました。


というのも、私は都内にいるうちは仕事をするつもりはありませんでしたが、地元に戻れば就職しようと決めていたため、自分のライフスタイルも考えながらの入園先探し。

私自身は子供の頃保育園に通っていたのですが、都内で散々幼稚園探しをした結果、私の中で息子を保育園より幼稚園に入園させたいという気持ちも芽生えていました。

幼児教育という事に関しては、幼稚園ってしっかりやってくれるイメージがあることが一番大きいのですが。

以前も書きましたが、地元では働くママがほとんどで、専業主婦している人はほぼいません。

そのため、保育園に入園するタイミングは2歳前後が一番多いような気がします。

4歳近くまで家で過ごした息子が、このタイミングで保育園に入園して引け目を感じないのか?

それなら幼稚園でほぼおなじタイミングで集団生活に入る子供たちと触れ合った方がいいではないか?

という理由から、幼稚園入園がいいなぁと。


ただ、なんと地元には幼稚園が1つしかないのです。

というより、なくなってしまったのです。

私が子供の頃はいくつも幼稚園があったのに、今はないというのは、それだけ働くママが多くなり、幼稚園の需要がなくなっているという事実があります。

唯一1つある公立の幼稚園に問い合わせたのですが、夏休みなど長期休暇の間の預かり保育はないとのこと。

これでは、もし自分が仕事を始めた場合、預け先に困ってしまいます。

この段階で、幼稚園という選択肢は諦めざるをえませんでした。


次に、考えたのが、新居にこれから数年住むとして、息子が将来入園する小学校区から入園先の候補を上げること。

同じ小学校に進学するお友達が多い方がいいと思ったからです。

これも、わずが3歳までに出会いと別れを繰り返してきた息子への、親としての配慮です。

新居のエリアから3つの園をピックアップ。

たまたまですが、この3つ全てが1年前、保育園からこども園に切り替わった園でした。

早く入園させたいという気持ちと、家族や、友人の評判をもとに考えつつ、園の見学へ。



これが、4度目の入園先探し。

ここで選んだ園に入園することは間違いないという状況で、少し迷いました。

これだけ各地で積み重ねてきた幼稚園選びの果て、やっと、やっとの思いで入園する園が、最終的に「ここに、入れてよかった。そのための紆余曲折だったんだ」と思いたいと。

となると、教育方針や、先生方の雰囲気、施設の環境、自宅からの距離、色んなことに対して勝手な自分のこだわりを通したくなる傲慢な気持ちもあって。

これまでたくさんの園を見学してきた中で、変な知識がつきすぎて、細かいところまで目が行き過ぎるようになっていた私。



この時、私の気持ちを見透かしているかのような、母のアドバイスにハッとしました。

「年度の途中で入園させてもらうのは、特別な計らいがあってのこと。融通をきかせてもらってることに感謝して、低姿勢でいなきゃ。子供を可愛がってもらうことが一番大切だよ。」

と。

こう言われ、なんだか迷いが消えて。

入園先探しって、難しく考えず、シンプルでいいんだ。

ここなら息子をかわいがってもらえそう、そう思えればそれで十分なんだということに気づいて。

後の条件なんて、入園してみれば小さなこと。

迷ったり、園に対してもっとこだったらいいのにと不満ばかりを抱えている自分が親としてちっぽけに思えてきました。

そして、なにより、幸運にも定員に空きがあって、快く入園させてくれようとしている園に感謝の気持ちを持たなければと。




そうして結局、新居最寄りの園に入園させてもらうことにしたのでした。


幼稚園であれ、保育園であれ、一番大切なことは、小さな子供の世話を安全な環境で親に代わってしてもらうこと。

そのためのプロが保育士さんであり、その環境を与えてくれるのが、園なのですよね。

教育方針がどうとか、建物のハードがどうとか、そういうことって、この年齢の子供を預けるにあたっては二の次のように思います。

幼稚園がどうとか保育園がどうとかってのも、自分の中で勝手に生み出した先入観なのかもしれません。

特に地方は時代と共にその両方のあり方が変化していて、その中で、こども園という施設、制度が出来上がったわけですもんね。

両方入園して比べたわけではないので分りませんが。

実際に息子が入園してみて、毎日元気に登園する姿を見て、自分の決断は間違ってなかった、と今すごく実感しています。




夫の会社の都合で、短い期間に「地方①→都内①(S区)→都内②(I区)→地方②」と4つの地域での入園先探しをした我が家。

息子が2歳を過ぎてから都内へ引っ越しをすることになった時は、まさか、結局地元のこども園に入園することになるとは思ってもいませんでした。


地方にずっと住んでいたら、ニュースの中の他人事だった、都内の待機児童問題や幼稚園受験。

それを自分たちのこととして受け止め、その中で悪戦苦闘、右往左往した日々は、良い人生経験になったな~と今は冷静に思えています。

見ず知らずの都会の地で、私たち家族が幼稚園探しをする中で関わってくださったたくさんのママさんや、情報交換の場としての児童館、親切な対応をして下さった様々な園。

そこにはただただ、感謝の気持ちでいっぱいです。

実際に都内で入園することが、ある意味恩返しだったのだと思いますが・・・それはかなわず。



そして、不安や迷いで気持ちが不安定になる日々に、いつも一緒に過ごしてくれた息子や、私の意見をを尊重し、優先してくれた夫。

ある意味、この入園先探し(引っ越しを繰り返したことそのものかな?)は家族の絆が深まるような出来事だったように思います。







この幼稚園選びシリーズ、長々と続きましたが、今日も最後までお読みくださり、ありがとうございます。


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